「防災」と「ボランティア」週間特別ページ

貴方の「力」で、要救助者を救う事が出来る!

       東京消防庁災害時支援ボランティア/活動紹介レポート


 後世に語り継がれている「阪神・淡路大震災」から、早いもので22年の歳月が経過しようとしております。
この震災では、多くの犠牲者が出てしまい、消防機関の機能の在り方が大きく問われる問題になりました。これ
らの問題を解決すべく、平成7年7月に発足したのが「東京消防庁災害時支援ボランティア」です。
 東京都ボランティアリーダー会グループでは、総括代表「大竹 宏直氏」が「府中消防署災害時支援ボランテ
ィア]として在籍しており、「緊急時における災害支援活動」及び「応急手当(救命講習指導)普及活動」に取
り組んでおります。今回は、【「防災」と「ボランティア」週間】に併せまして、災害時支援ボランティアの活
動に関してご案内いたします。
 震災発生時は「消防機関」の機能も行き届かない部分も出てきます。そんな時に大きな力を発揮するのは、私
達「住民のネットワーク」が重要になって来ます。そんな重要性を含めまして、ほんの少しだけお話をさせて頂
きます。


【東京消防庁災害時支援ボランティア】は、何をするのか?
 改めまして、皆さんこんにちは。東京消防庁府中消防署災害時支援ボランティア/大竹 宏直です。今回は、
【東京都ボランティアリーダー会グループ/総括代表】としてではなく、「東京消防庁災害時支援ボランティア」
のスタッフとしてお話をさせて頂きます。
 触れております「東京消防庁災害時支援ボランティア」は、「大規模首都直下型地震」等が発生した際に、消
防署職員の活動支援をするボランティア団体で、主には「消火活動」・「救護活動」等が挙げられます。大規模震
災発生時は、当然のことながら全てのライフラインが乱れます。もちろん、消防機関の機能も回らない事が有りま
す。そんな時に支援をするのが、私達「災害時支援ボランティア」です。普段は、「緊急時における対応訓練」や
「応急手当(救命講習)指導補助」等を行っており、技術習得に取り組んでいます。

 
←実際の訓練で使用する機材一例

 訓練では、消防職員の整列方法や、「消火栓類取扱(スタンドパイプ式消火道具取扱)」・「チェーンソー取扱」
の他、「想定訓練(ある事例に対応した救出訓練)」等が行われます。もちろん、皆さんが講習などで教わりました
「止血法」や「AED(除細動器)取扱手順」等も、講習の1つに含まれています。

 ←隊員が実際に使う消火機器を使っての訓練もします。


想定訓練(救出訓練)の一例(写真手前側)→ 


★想定訓練事例(本年1月15日開催の訓練より)
 〇月×日〇〇時〇〇分、東京都を震源とする大震災が発生。府中市〇〇町×丁目×番地×号にて建物倒壊事故発生。要救
助者1名が倒壊現場にて挟まれている模様。現場確認の上救助を実施せよ。

→上記事案に関し、チームを組成して救助を実施します。この場合は、「救護チーム(傷病者搬送などを行うチーム)」と
「救出チーム(手動機器などを用いて救出するチーム)」・「全体指揮者」に分かれて救出を実施します。




 私たちは、これらの訓練を繰り返し行い、日々の鍛錬をしています。この他、実際の救急現場に居合わせた場合は、「要
救助者の救護活動」や「火災発生時の支援活動」も行っています。現在、東京消防庁管内では、災害時支援ボランティアの
募集を随時行っております。お住いの管轄消防署に、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。貴方の「力」で、救える命があ
ります。


東京消防庁災害時支援ボランティア募集ページ(「東京消防庁ホームページ」へアクセスできます。)
  ↓     ↓     ↓     ↓     ↓
東京消防庁災害時支援ボランティア/募集ご案内ページ



 簡単な御紹介では御座いますが、「災害時支援ボランティア」の活動が少し垣間見れましたでしょうか?大震災発生時は、
私たち住民の「チームワーク」そして「横のつながり」がとても重要になって来ます。皆さんも是非、防災に関して考察頂き、
私達と一緒に災害時の支援活動にご協力頂けましたらと思います。

 ←府中消防署災害時支援ボランティア ※「2列目一番左側」に、私が写っています。
                   (平成28年1月撮影/府中消防署栄町出張所にて)



                            
平成29年1月15日
                       東京消防庁府中消防署災害時支援ボランティア
                      (東京都ボランティアリーダー会グループ総括代表)
                                         大竹 宏直


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